JKホールディングスグループ(東京都江東区)のジャパン建材(東京都江東区)はこのほど、日鉄建材(東京都千代田区)と「木造NBR工法」を共同開発し、(一財)日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得したと発表した。
同工法は、デッキプレート下地乾式屋根ノンブレース工法「NBR工法」を木造建築物へ適用可能にしたもの。NBR工法は鋼構造建築物の屋根構造をデッキプレート下地乾式屋根とし、全面または一部のデッキプレート屋根構造が面内せん断力を負担する工法。今回木造建築物へ適用拡大したことで、従来の木造屋根構造よりも材料・施工費のコスト削減と、部材数省略による施工工数低減が期待できるという。
持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けて建築物等への木材の利用促進に関する法整備が進むなか、同工法は木造建築物のさらなる普及とコスト削減・施工効率化に貢献できるとしている。
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