政府は6月7日、資産所得倍増プランなどを盛り込んだ2022年度の「経済財政運営と改革の基本方針」、いわゆる「骨太の方針」を閣議決定した。住宅関連では、ZEHの推進やIoT住宅の普及、空き家等の利活用などを掲げた。
骨太の方針は、「グリーントランスフォーメーション(GX)への投資」を謳い、今後10年間に150兆円超の投資を実現するため、成長促進と排出抑制・吸収を共に最大化する効果を持った、「成長志向型カーボンプライシング構想」を具体化し、最大限活用するとした。この項目で、住宅に関しては、「省エネルギー対策を含む規制的措置の強化や省エネ住宅の購入・改修支援を含めたZEH・ZEB20等の取組を推進する」ことを盛り込んだ。
また、中長期的な社会資本整備との関連では、「質の高い住宅等の流通等を図るため、IoT住宅の普及や不動産情報の活用等の取組を総合的に進める」としたほか、「空き家等の利活用や基本方針等に基づく所有者不明土地等対策を進める」などとした。
そのほか、▽i-Construction の推進▽建設産業の担い手の育成・確保▽立地適正化の促進、▽人間中心のまちづくり――なども盛り込んでいる。
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