6月10日発行の本紙トップ記事では、地域工務店の「大工育成」に迫ります。
建築工房零(宮城県仙台市)は、若手の社員大工に規格住宅の現場管理を任せることにより、主体性やモチベーションを高めながら、 短期間での成長(能力向上)につなげる実践型の育成を行っています。
注文住宅に比べ、現場の管理がしやすく、納まりなどに関しても標準化されている規格型住宅を「若手大工を大きく伸ばすステージ」に位置づけることで、実践経験を積ませているといいます。
社員大工を対象とする独自のキャリアアップシステムも運用し、技術や管理だけでなく、営業・提案もでき、高い社会性、人間性を兼ね備える総合力の高い大工の養成を目指していている同社。そこでは具体的にどんな仕組みで運用し、成果を上げているのか。現場で社員大工に取材したほか、同社社長の小野幸助さんにインタビュー。同社の大工育成を深掘りします。
地域工務店だからこそ実現できるリフォーム・リノベーションの実態に迫る「リノベ工務店」連載の第3回目は、クリエすずき建設(千葉県柏市)です。
同社は2020年、新型コロナの感染拡大に伴う社会情勢の変化などを背景に、リフォーム主体の業態にシフト。「困りごとを解決する」を事業の根幹とし、中小規模のリフォームや維持管理も積極的に受注しています。
価格競争の激しいリフォーム市場からは一歩引き、新築や大規模リノベにも対応できる提案力を生かすことで、利益率の改善も実現。“リフォーム市場”というレッドオーシャンを避けて、いかにして勝ち抜いてきたのか。同社の戦略を詳報します。
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