住友林業(東京都千代田区)は、豪州でランドスケープ事業に進出すると発表した。住友林業が海外で公共空間のランドスケープ事業に進出するのは初めてのこと。
同社は、100%出資子会社であるSumitomo Forestry Australia Pty Ltd.(豪州ビクトリア州メルボルン)を通じ、豪州でランドスケープ事業を展開するRegal社を子会社化。小規模なランドスケープ事業会社が多い豪州では珍しく、開発プロジェクトの設計から資材提案、施工監理、竣工後のメンテナンスまで一貫して提案が可能なRegal社は、複数の同社宅地開発事業に施工者として参画している。
同社は豪州主要都市で2009年から住宅事業を展開し、2021年12月期の年間販売戸数は 3169戸となっている。近年は、宅地開発やメルボルンでの15階建て木造オフィス開発にも着手。この同社の住宅・不動産開発事業にRegal社の環境緑化技術を組み合わせ、環境配慮型の開発を推進する。また、オフィスや商業施設などの環境緑化事業を展開する住友林業緑化(東京都中野区)とRegal社の交流によって、生物多様性に配慮した植栽やランドスケープ設計の意匠に関する技術・設計指導も進めていく。
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