ニチハ(名古屋市)は6月2日、鉄筋コンクリート造建築物において、複合乾式外装工法「RC×EX 工法」を長谷工コーポレーション(東京都港区)と共同開発したと発表した。日本建築センターの建設技術審査証明書(建築技術)を取得済み。
同工法は、鉄筋コンクリート造建築物の外装面に、型枠セパレーターを利用して鋼製下地(プラットフォーム)を取り付け、その上に窯業系サイディングを外装材として取り付けるというもの。地震や経年劣化によって脱落、変色することがなく、部分的・全面的な交換が可能で、耐久性・デザイン性・更新性に優れているのが特徴。従来のタイル張りや吹付タイル仕上げと異なる、全く新しい外装仕上げとして提案する。また「建築ファサードの燃えひろがり試験方法」により、火災に対する安全性を確認済み。
同社の窯業系サイディング「モエンエクセラード」では、国産木材の端材チップを原材料に利用しており、環境にも配慮している。
今後、長谷工コーポレーションとともに、新築分譲マンションの外装工法として同工法を提案していく。また、長谷工コーポレーションのグループ会社が行う大規模修繕工事等において、同工法を応用した新たなリニューアル工法へも取り組むとしている。
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