帝国データバンク(東京都港区)は、2012年上半期の全国の企業倒産件数と負債総額を集計、発表した。
調査によると、2012年上半期の倒産件数は5760件(前年同期比▲1.5%)。負債総額は1兆9982億9700万円(同+23.0%)で、3年ぶりの前年同期比増加となった。
業種別にみると7業種中3業種で前年同期を下回り、なかでも建設業(1377件、同▲10.3)と製造業(742件、同▲12.6%)は前年同期比で2ケタの大幅減に。建設業は東北(35件、同▲54.5%)を中心に倒産件数が減少した。ただし大型倒産をみると、4位に住宅分譲・賃貸管理の神戸市住宅供給公社(兵庫県、5月)が入った。
主因別では、販売不振・業界不振を主な原因とする「不況型倒産」(4812件)が82.5%を占めた。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。