国土交通省は7月11日、建築士でないものが偽造した一級免許証の写しを使って、違法に業務を行っていたことなどが発覚したと発表した。三重県と新潟県、大阪府の各県から報告があり、明らかになった。
各県の担当者などが建築行政共用データベースの建築士データなどと照合したことなどで、不正が判明した。
今回の不正を受け、国交省は、すべての建築士事務所に対し、所属建築士の免許登録等の有無の確認を要請。確認結果の都道府県への報告とあわせ、無登録が判明した場合には告発などの厳正な対応をとるよう求めた。また、都道府県や特定行政庁・確認検査機関に対しても、申請などの際に免許登録などの有無を確認するように求めた。