国土交通省が5月31日発表した4月の新設住宅着工戸数は、前年同月比2.2%増の7万6179戸だった。持家は減少したが、貸家と分譲住宅が増加し、全体では14カ月連続の増加となった。季節調整済み年率換算値は前月比4.7%減の88.3万戸で3か月ぶりに減少した。
持家は前年同月比8.1%減の2万1014戸で、5カ月連続で減少し、先月に続いて過去10年間で最も低い水準となった。年明けのオミクロン株の流行により、受注前、受注後の商談に支障がでた。一方で、分譲一戸建て住宅は同7.4%増の1万2448戸で、12ヵ月連続の増加となった。
貸家は2.1%増の2万9444戸で14カ月連続の増加。分譲住宅(マンションと戸建て)は、12.1%増の2万5199戸で3カ月連続の増加となった。マンションも17.7%増加し1万2685戸で高水準で推移した。
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