サンワカンパニー(大阪市)は5月30日、3Dプリンター住宅「Sphere(スフィア)」の開発を進めるセレンディクス(兵庫県西宮市)と、「世界最先端の住宅開発に関する基本合意書」を締結し、業務提携をしたと発表した。サンワカンパニーでは今回の業務提携を「未来への投資」と位置づけ、今後、「Sphere(スフィア)」実現に向けた専用の商品開発などを行いながらセレンディクス社と連携することで、新たなシナジーを生み出し、事業拡大・収益拡大につなげる考え。
「Sphere(スフィア)」は、2019年9月に開発をスタート。実証実験を経て、今年3月には愛知県小牧市の百年住宅(小牧工場)で実際の建設に成功した。球体のため、物理的に強度が高いだけでなく表面積が少なく建築資材の無駄を最小限に抑えられるとして、30坪300万円、工期24時間以内での完成を目指す。また、可能な限り無人(ロボット)でつくるので、物流費と人件費も大幅に低減できるとしている。
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