国土交通省の「建設産業戦略会議」(座長:大森文彦・東洋大学教授)は7月10日、建設産業の再興に向けた提言「建設産業の再生と発展のための方策2012」をとりまとめ、公表した。技術者や技能者の減少・不足への対応に向け、就労環境の改善などを提言。需要の変化に合わせ、リフォーム分野に焦点をあてた対策にも言及した。
リフォームに関する提言では、住宅リフォームでトラブルが多発していることを受け、トラブルを防止するために、建設業者が消費者に説明すべき事項を取りまとめたマニュアルの策定や、監督処分基準などの見直し、強化の必要性を強調。リフォーム工事の大半を占める軽微な工事についても、建設業許可の対象とすることや、建設業許可に準ずる仕組みの導入なども視野に入れ、早期の検討を求めた。
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