国土交通省は5月24日、2022年度の「安定的な木材確保体制整備事業」の公募を開始した。地域の中小工務店や木材関連事業者等で構成するグループ等が実施する安定的な木材確保のための先導的な取り組みを支援する。地域型住宅グリーン化事業の一環で、長寿命型、高度省エネ型、ゼロエネ住宅型等の住宅の整備につなげることが目的で、その前段に位置付けている。締め切りは7月5日で採択決定は8月中旬を予定。
補助対象経費は(1)安定的な木材確保の体制整備等に係る費用と、(2)システム構築に係る費用――の2種類。
(1)は、▽現況把握など必要な調査・整理、▽検討資料作成、▽検討内容とりまとめ、▽専門家への謝金、▽検討会の運営(会議室・機材のレンタル等)、▽グループ関係者間で当面の需給情報をリアルタイムで共有するなど有効なシステムの大枠検討、▽検討結果のグループ内事業者向け説明会――などが対象で、定額(上限1000万円)を補助する。
(2)は、▽システム開発、▽サーバへの実装、▽マニュアル作成――などが対象で、費用の1/2(上限1000万円)を補助する。
詳細は、同事業事務局まで。
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