郊外の魅力を再構築しようと東急田園都市線沿線で、東急(東京都渋谷区)が地元の桃山建設(世田谷区)らと連携し、まちづくり「nexus(ネクサス)構想」を進めている。その第1弾として4月7日、神奈川県横浜市との境に近い川崎市麻生区に住民らが自発的にイベントを開催したり交流できる拠点として、食と農をテーマにした「nexusチャレンジパーク早野」を開設した。
同パークは、東急田園都市線あざみ野駅からバスで約10分に位置する。東急が保有する約8000m2の市街化調整区域を活用した。運営事業者の東急が単独ではなく、桃山建設、ランドスケープデザインを手掛けるHOC(横浜市)などが「バディ(仲間)」となって事業を実施していくのが特徴だ。
パーク責任者で東急の三渕卓さんは「サステナブルなまちづくりをしようとした時に東急だけでは完結できない。地域のことを知り尽くしている地域住民でもある地元企業とバディを組んでやっていくことが重要」と述べる。・・・・・
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この記事は、5月20日発行の新建ハウジング10面に掲載しています。
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