積水ハウス(大阪市)は5月25日、2030年までに事業活動で排出するCO2排出量の削減目標を、50%から75%に上方修正すると発表した。
同社グループは、2050年までに住まいからのライフサイクルCO2排出ゼロを目指す「2050年ビジョン」を宣言。目標達成へのマイルストーンとして、2030年までに温室効果ガスを自社が直接的に排出するスコープ1と、電力など間接的に排出するスコープ2において、CO2排出量の2013年度比50%削減を目指してきた。今回、2021年度実績で46.6%削減を達成したことを受け、目標を75%削減に上方修正した。世界の気温上昇を産業革命前と比べ1.5℃以内に抑える目標に整合させるとしている。
具体的には、2030年までに業務用車両の100%電動化、活動拠点として新築する建築物の原則ZEB化、卒FITオーナーから買い取った太陽光発電の余剰電力を事業用電力として利用するなどして目標達成を目指す。
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