大手ハウスメーカー4社(大和ハウス工業、旭化成ホームズ、積水化学工業、飯田グループホールディングス)の2022年3月期決算概要と今期の業績予想が出揃った。
4社の住宅関連事業の業績のみを抽出したところ、増収増益となったのは、大和ハウス工業、旭化成ホームズ、積水化学工業住宅カンパニーの3社。政府の住宅取得支援策や消費者の生活様式の変化などが追い風になった。
飯田GHDは6.9%の減収となったものの、売上総利益は22.7%増で過去最高を記録。販売価格の上昇と土地原価の減少が利益を押し上げた。
今期の見通しについても飯田GHDを除き、各社増収増益を見込むが、資材の高騰や供給不安などによる販売価格の上昇で、消費者マインドの低迷を懸念する声も聞かれる。
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