セブン工業(岐阜県美濃加茂市)は、岐阜県産材のアベマキとスギを利用したカウンター「アベマキカウンター」を開発した。
アベマキは、同社のある美濃加茂市の里山に多く自生するブナ科コナラ属の広葉樹で、かつては薪などに使われていたものの近年は需要が減少。硬い、重い、寸法安定性が高くない、小径、欠点や虫食いが多いなど良材の確保が難しく、建材や木工品としての利用が難しいとされてきた。
そこで同社では、アベマキの良材部分を集成材にして突き板に加工。県産のスギ集成材の表面に県産のアベマキの突き板を張り合わせることで、県産材利用と傷つきにくさを両立する木製カウンターとして製品化した。
対応サイズは厚24・30mm、幅100~1000mm、長300~3000mm。クリア塗装。参考価格3万7700円(24×200×1000mm)。
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