小田原潔外務副大臣は5月13日、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)のフランチェスコ・ラカメラ事務局長と、オンラインで会談し、再生可能エネルギー分野での協力について意見交換し、今後も世界のエネルギー転換に向けて協力を強化していくことで一致した。IRENAは、再生可能エネルギーの普及と持続可能な利用の促進を目的として、2011年4月に設立。166カ国とEUが加盟している。
会談で小田原副大臣は、ウクライナ情勢を受けて、エネルギー安全保障を確保しつつエネルギー転換を進めることの重要性が高まっていることを指摘。再生可能エネルギーの推進に不可欠な重要鉱物資源の安定供給の確保など、IRENAとの協力を一層進めていきたいことを伝えた。
これに対してラカメラ事務局長は、ウクライナ情勢を受けたエネルギー安全保障への意識の高まりは、他国への依存が少なく、政治的な武器とすることが難しい再生可能エネルギーへの転換を一層加速させるものだと発言。また、IRENAは重要鉱物資源の安定供給に資する取り組みを強化している中で、日本と協力していきたいと語った。
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