クラボウ(大阪市中央区、井上晶博社長)は、戸建て住宅向けの換気機能付き鼻隠し「クラボウAPフェイシア タイプZ」を開発した。都心部の狭小地などでニーズの高い軒先を出さない「軒ゼロ」デザインに対応した商品。7月9日から販売を開始する。
狭小地では、居住空間を最大限に広げるため、壁面を軒先ぎりぎりまで出すことで屋根の軒先がほとんどない住宅が増えている。今回の新商品は、換気機能を製品自体に組み込み換気部分をすっきり薄く仕上げることで、総厚41mmを実現。その分、居住空間を広げられる。
施工は換気金物をAPフェイシア本体にはめ込み、それを取り付けるだけ(写真参照)。軒天の施工を省略できるため、施工の手間を大幅に削減できる。
基材は不燃材料の認定を取得。また準耐火構造45分認定(軒裏)を取得しているため、防火構造指定地域などの地域で幅広く利用できる。
新商品を使った場合の一般的な戸建て住宅1棟あたりの部材費用は、3万5000~4万円。初年度売り上げ目標は2億円。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。