国際建材・設備産業協会(IBMF、東京都台東区)は、アメリカ・オレゴン州ポートランドで高級住宅などを視察する「ストリート・オブ・ドリームス プラスアルファ視察ツアー」を開催する。日程は7月31日~8月5日。コロナ禍により海外視察を見合わせていた同協会は、約3年ぶりとなる今回のツアーで、北米のリアルな住宅・建材状況を視察・研修し、デザインやトレンドを知るだけでなく、熟練工の不足、脱炭素社会に向けた省エネ規制など、日本と共通する課題を持つ北米が実践している解決策を見聞きすることで、日本の課題解決のヒントも得られるとしている。
アメリカ・オレゴン州で開催する高級住宅展示会「ノースウェスト ナチュラル ストリート・オブ・ドリームス」の視察を中心に、北米住宅のデザインやインテリア、ランドスケープの最新トレンドを体感。そのほか、アメリカで住みたい街1・2位にランクインするポートランドの旧市街地、再開発地域、新興住宅地等を訪問し、歴史的建造物をリノベーションし、古い街並みの魅力を残しながら街を再生させる「ミクストユース(Mixed Uses)のまちづくり」や、1914年築のオレガニア新聞社創始者の邸宅「ピトック邸」などを視察しながら、米国の住文化や建築デザイン、最新住宅状況なども学ぶ。参加者の希望があれば建材などの生産工場への訪問を含むスケジュールも検討可能という。
先着16名限定。視察ツアー参加費用は一般価格45万円、IBMF会員価格は42万円。詳細はこちらから。
「ノースウェスト ナチュラル ストリート・オブ・ドリームス」は、毎年新たな住宅開発地を会場に、地元のビルダーが建築した高性能・高品質な住宅を有料で公開。外観デザインや間取りプラン、住宅設備機器、建材、インテリアなど、アメリカの最先端のトレンドを発信している。コロナ禍で住宅に学ぶ場、働く場としての機能も必要不可欠となっていることから、前回は小ぶりな高機能住宅も公開された。今年は、ポートランド中心地から南西へ50km離れたYamhill郡 Newberg にあるローズポイントエステートを中心に開催する。
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