TOTO(北九州市)は4月28日、2022年3月期決算を発表した。売上高は前期比11.7%増で過去最高の6452億円、最終利益は48.8%増の401億円となった。原材料価格の高騰や一部商品の供給の遅れなどがあったものの、新型コロナウイルス感染拡大に伴う衛生意識の高まりを受けて需要が堅調に推移した。
営業利益は522億円(前期比31.6%増)、経常利益は569億円(同38.6%増)で、いずれも過去最高。2023年3月期の業績予想は、売上高は前期比10%増の7100億円、最終利益3.4%増の415億円とした。
国内住設事業に関しては、売上高が4409億2600万円(前期比5.0%増)、営業利益が228億5400万円(前期比0.2%増)。新型コロナウイルス感染症拡大の影響などで一部商品の供給が滞り厳しい状況が続いているものの、衛生意識の高まりで「タッチレス商品」の自動水栓などの販売が好調だった。また、在宅時間の増加などによる家への関心の高まりから、システムバス、システムキッチンなどが大きく伸長し、リモデル・新築共に前年を上回ったとしている。
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