BETSUDAI inc.TOKYO(ベツダイ、東京都港区)は、国内外で和装ブランドを展開するSOU・SOU(ソウソウ、京都府京都市)と、オンラインサロンやプロデュース事業を展開する社外取締役(東京都渋谷区)とコラボした規格住宅「NIHON NOIE(ニホンノイエ) PROJECT by SOU・SOU」のモデルハウスを温泉地として知られる大分県の湯布院(由布市)に完成させた。日本が大切にしてきた文化や技術、伝統に着目したもので、3社のクリエイターたちが再構築した「新しい和の暮らし」を同モデルから発信・提案する。
同規格住宅は、ベツダイがFC展開する住宅ブランド「Dolive(ドライブ)」のラインアップとして、同社CEOの林哲平さん、SOU・SOU代表の若林剛之さん、社外取締役の土井地博さん(BEAMSコミュニケーションディレクター)と谷尻誠さん(建築家)が企画・開発。全国のFC加盟工務店から提供する。これまでDolive発の住宅では、西海岸テイストなどが人気を博したが、和のスタイルは初の試み。住まい・暮らし方の提案を通じて、古き良き日本文化を現代版に解釈した“新しい和のカルチャー”を発信するプロジェクトの第1弾に位置づける。
4月2日に現地で開いたメディア対象の内覧会には約30人が参加。林さんは「和の魅力は季節の移ろいを享受できること。日本の四季を感じられる仕様や空間設計を意識しながら、現代のライフスタイルに落とし込んだ。日本人のDNAに刷り込まれている和の心を呼び戻し、そのポテンシャルを新しい価値観で再構築した。この商品で新しい暮らし方を提案していきたい」と語った。
和空間に“ポップ”を融合
モデルハウスは木造2階建て・延べ床面積100.19m2で、レッドシダー張りの外壁に深い軒の大屋根が特徴的な外観。室内へのアプローチでは、低めに設計された⼤梁の天井が存在感を示す。
SOU・SOUテキスタイルで作られたのれんをくぐり、通り庭を抜けると・・・
⇒ この記事は、最新号「新建ハウジング5月10日号」(2022年5月10日発行)10面に掲載しています。
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