YKK不動産(東京都千代田区)はこのほど、I-TOWNの新築工事に着手した。
I-TOWNは、YKK黒部事業所(富山県黒部市)に近接する、あいの風とやま鉄道生地駅周辺のまちづくりの一環として同地域に社有寮を整備する計画で、今回第1期街区として94戸の建設に着工した。製造・開発の中核拠点である黒部事業所の近くに寮を整備することで、マイカーに頼らなくても通勤が可能な、将来の設備の連続稼働・夜間操業を支える基盤を構築する。2024年までに全体で約270戸の建設を目指す。
社有寮は、周辺の街並みに溶け込む地上2階建て分棟型で、ゆとりある建物配置とする。建物は、南面採光と高断熱高気密化による冷暖房負荷抑制で、HEAT20G2相当の躯体性能を実現。アーケードや広場といった地域とシェアする空間も設置する。また、I-TOWN建設にあたっては、太陽光発電と木質チップ活用のバイオマスボイラーによる創エネ、消費エネルギー削減によるゼロエネルギー実現を計画している。
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