YKKグループは5月13日、2022年3月期決算を発表した。AP事業は、売上高が前期比10.8%増の4463億円と過去最高を記録した一方で、営業利益は前期比15.2%減の173億円となった。資材価格の高騰を価格改定や製造費のコストダウンで吸収しきれず増収減益となった。
国内では、ワクチンの普及や各種住宅支援制度のもと、新設住宅着工戸数が前年を上回ったのを背景に、樹脂窓・アルミ樹脂複合窓を中心に好調に推移。また、コロナ禍における在宅ニーズの高まりもあり、住宅リノベーション事業が伸長。エクステリア事業でも、耐積雪・耐風圧カーポート、門扉・フェンスなどの提案強化により販売が増加した。
海外では、中国内需向け販売は低調が続いたが、市場が回復している北米やアジア地域での販売が好調に推移した。
グループ全体の業績は、売上高が21.9%増の7970億円(過去最高)、営業利益が128.3%増の601億円、経常利益が112.3%増の639億円、純利益が154.3%増の440億円だった。
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