Houzz Japan(東京都港区)は5月11日、家づくりとインテリアデザインのプラットフォーム「Houzz」に登録している国内の建築家、インテリアデザイナー、工務店などを対象に実施した「2022年版 Houzz 住宅市場調査(日本)」の結果を発表した。有効回答数は252名。
2022年の売上について、半数以上(54%)の事業者が増加すると予測。純利益についても45%が増加を見込んでおり、売上減少見込み20%、利益減少見込み24%をいずれも大きく上回った。売上増加を見込んでいる割合が最も高いのは工務店(57%)で、設計施工会社(50%)、建築家(45%)と続いた。利益の増加見込みについても同様の傾向がみられ、同社では2022年の展望を工務店が前向きにとらえていると分析。
売上を伸ばす戦略としては、住宅業界全体で51%が「マーケティングおよび営業活動の強化」を挙げた。
2021年の売上実績は、前年比プラスが45%と過去4年間で最大となった。業績予想が「見込み通り」「見込みを上回った」のは56%で、工務店・設計施工会社の48%、建築家の31%が前年より売上が増加したと回答した。2021年に事業費(運営費・管理費)が増加したのは39%で、業種別では設計施工会社65%、工務店44%、建築家26%が増加したと回答。増加要因で最も多かったのが「製品や資材の価格変動」(37%)で、同社では「コストの増加という課題にも直面している」とした。
調査結果のレポートはこちら。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。