LOOPLACE(ループレイス、東京都千代田区)はこのほど、築40年のオフィスビルを再生し、情報発信型シェアオフィスとしてオープンした。
同社は「おもしろい場をつくる」をテーマにしたWEBメディア「&PLACE」にて築古ビル再生に関する知見や情報を発信している。今回、「&PLACE」をリアルなオフィスとして具現化し、建物の利活用とコミュニケーション再生を発信する場としてシェアオフィスをオープンした。リアルとオウンドメディアの好循環を目指した場として活用する。
コミュニケーション活動を活発にする「はたらく人の交流の場」、リアルを反映して蓄積したナレッジを発信する「WEBとリアルが融合する場」、オフラインイベントやセミナーを「発信する場」、築古リノベーションを実際に体感できる「築古ビル再生事例にふれる場」の4つの場を計画。インテリアデザインのテーマは「可変・再生・循環・体感」とし、「作る」だけではなく「再生」 して新たな機能や価値を生み出す同社の在り方を、空間設計で表現している。さまざまなシーンに対応できる家具レイアウトや、会議室の増設・区分を可能とするスペースの確保など、フレキシブルな設計とすることで、色々な使い方を試しながら成長していく場になると想定している。
同社は、築30年以上の中小規模ビルに「築古ビル再生」で付加価値を創造することで、老朽化に伴う建物劣化など社会的課題の解決へ寄与することを目指し事業を展開。不動産・デザイン設計・施工を自社で担い、適切な築古ビル改修を行うことで、不動産オーナーのための「資産としての価値向上」(建築物の再生)と、入居者のための「はたらく場づくり」(コミュニティ再生)の両面から価値再生を行っている。
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