三菱地所(東京都千代田区)は、同社グループのサプライチェーン全体におけるサステナビリティ・ESG関連の取り組みを推進するため、2016年4月に制定した「三菱地所グループCSR調達ガイドライン」を改訂し、「三菱地所グループ サプライヤー行動規範」を制定した。
「法律・条例の遵守」、「人権の尊重」、「地域社会・先住民の権利・文化遺産」、「労働安全衛生」、「企業倫理の確立」、「環境保全と環境への負荷軽減」、「情報セキュリティの確保」、「リスク管理体制の構築」の8項目で構成。各項目で遵守すべき事項、期待したい事項を記載している。
同社では、サプライヤー行動規範の遵守状況を確認するため、ヒアリングシートを用いた調査を実施している。当面は、同社グループのサプライチェーンにおいてサステナビリティリスクが高くなる傾向の強い施工会社、清掃会社を対象に実施し、今後それ以外の取引先にも範囲を広げ実施していく。また、一次サプライヤー(直接の取引先)だけでなく、二次以降のサプライヤー(取引先の委託先)についても調査を実施。サプライチェーンを深掘りした調査を通じて、潜在的なリスクを特定し、改善の取り組みを該当サプライヤーに要請していく。併せて現地確認などによる調査も実施し、サステナビリティ・ESG関連の取り組みを推進していく。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。