地域工務店こそリフォーム、リノベ市場の主役だ—。
急激なインフレと円安によって物価が上昇し、住宅業界にもその波が及んでいます。中古住宅や実家など、ストックが住宅取得のリアルな選択肢になりつつある中、 工務店は持続可能性を高めるためにも、ストックビジネスをきちんと事業化すべきタイミングではないでしょうか。
リフォーム・リノベーション市場のプレイヤーは極めて多様です。
小さな修繕依頼にすぐ応えられるのも、顧客や地域に密着しているからこそできること。 ただ新築をつくり続けるのではなく、家守り、リフォーム・リノベーション、相続・売却など住まいと住まい手のあらゆる局面に寄り添える工務店の“機能”を、新建ハウジングでは「リノベ工務店」と定義します。
今号から、時代や社会から求められるリノベ工務店としての機能を実装していくためのヒントを、事例やオピニオンを通じて提示し、読者の皆様と共にリフォーム・リノベ市場を活性化していきたいと考えています。
最新5月10日号のトップ記事では、「リノベ工務店プロジェクト」の始動にあたり、本紙が工務店・住宅関連事業者を対象に独自調査を実施した“リフォーム・ リノベーション・家守り”の現状を詳報します。
6面では、建築家の伊礼智さんがプランニングしたCLT企画住宅が、2022年3月1日よりフランチャイズネットワークの「日本CLT技術研究所」から販売開始した企画について、伊礼さんへのインタビューを通じて深掘りします。そのほか、「松尾和也のエコハウス設計メソッド」や、池田憲昭さんの「サステナブル建築談話Fromドイツ」など、今号も注目の人気連載が目白押しです。
〈最新号はタブロイド・電子版で5月10日からご覧いただけます〉
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