不動産情報サイト「新築オウチーノ」におけるスマホからのアクセス数が対前年同月比196.9%(12年5月)と大幅に伸長していることから、オウチーノ総研(東京都港区)は6月、住宅購入検討者を対象に住宅購入に際して使ってみたいインターネットツールについて意識調査を行った。有効回答数は314。
住宅購入を検討する際に今後利用してみたいインターネットツールの1位は「タブレット端末(iPadなど)」(42.9%)で、「パソコン」(31%)、「スマートフォン」(23.8%)と続いた。同社は「画面サイズや操作性などでパソコンの優れた部分を取り入れながら、自宅でも外出先でも使えるタブレット端末の利便性に期待が寄せられている」と分析。
また、住宅購入を検討する際に最も頻繁に利用しているインターネットツールについて聞くと、97.7%が「パソコン」と回答。「通信速度が早い」「操作性が高い」「安全性と情報量が多い」が理由に挙げられた。
スマホを選ばない理由については、「画面が小さくて見づらい」「電車の中で探すことも多いけど、結局間取りなどの詳細については大きい画面で確認したい」など、「画面の大きさ」をネックに挙げる声が多かった。同社は「スマートフォンや携帯の特徴でもある『簡単で、検索したいときにすぐ見られる』という手軽さが、一部の住宅購入検討者にとってメリットに感じられていない現状がうかがえる」とした。
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