一般財団法人日本気象協会(東京都豊島区)は6月29日、太陽光発電システムの運転状況を簡単に診断できるシステムを開発したと発表した。今後、住宅会社や太陽光発電設備メーカーなどと提携し、サービスを提供していく。
新システムの名称は「PV-DOG」(ピーブイドッグ)。NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)などとの提携で蓄積したノウハウを生かしたシステムで、太陽光発電システムを設置した各家庭の発電実績と、最寄りのアメダス地点の気象データなどから推定した「期待発電量」を比較することで、太陽光発電システムが正常に稼働しているかを簡易に診断する仕組み。
不具合や故障が発生した場合は、異常を検知したことを画面上で通知し、異常の早期発見につなげる。
特別な装置を新設する必要はなく、インターネット経由で利用可能。パネルの種類やメーカーに関係なく対応可能。
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