国土交通省は7月2日、リフォーム工事費用の一部を補助する「既存住宅流通・リフォーム推進事業」の募集を開始した。既存住宅の売買を対象とした「既存住宅流通タイプ」と分譲共同住宅の大規模修繕工事を対象とした「大規模修繕タイプ」の2タイプを設定。いずれも瑕疵保険への加入、住宅履歴情報の蓄積が条件となっている。応募期間は7月2日から10月19日まで。
既存住宅流通タイプは、 個人が自分が住むために既存住宅を取得し、一定のリフォーム工事を行う場合が対象で、既存住宅売買瑕疵保険とリフォーム瑕疵保険の両方への加入が求められる。応募は、リフォーム施工業者または宅地建物取引業者が行う。補助額は、リフォーム工事費用の4分の1以内、瑕疵保険の現場検査料と事務手数料など、1戸あたり最大50万円。
大規模修繕タイプは、分譲マンションが対象。建物の長寿命化を図る必須工事のほか、省エネルギー性能の向上などの決められた選択工事を行う大規模修繕が対象。管理組合が応募する。補助限度額は1戸あたり25万円で、1管理組合あたりの総額で2000万円が上限。
詳細は、同事業のホームページで公開している。
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