国土交通省が6月29日発表した5月の新設住宅着工戸数は、6万9638戸で、前年同月比9.3%増だった。4カ月連続で増加した。季節調整後の年率換算値は90.3万戸で3カ月ぶりに90万戸を上回った。岩手、宮城、福島の3県はいずれも前年を大きく上回っていた。
利用関係別では、持家は2万5468戸で前年同月比8.2%増。季節調整後の年率換算値は前月比2.8%増の31.2万戸で2カ月連続で30万戸台を維持した。分譲住宅のうち一戸建ては、9881戸で前年同月に比べ12.3%増えた。
都道府県別では、宮城県が前年同月比178.7%増、福島県が81.7%増、岩手県が76.4%増と被災3県の回復が著しい。持家だけをみても、宮城県222.9%増、福島県93.9%増、岩手県68.3%増と復興需要が続いている。
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