国土交通省は4月27日、2022年度の地域型住宅グリーン化事業について、グループ募集を開始した。申請は6月6日まで。
2022年度は、ゼロ・エネルギー住宅型に「ZEH Oriented 」を新設した。補助額は具体的には、①認定長期優良住宅:140万円/戸 ②ZEH・Nearly ZEH:140万円/戸 ③ZEH Oriented:90万円/戸 ④認定低炭素住宅:90万円/戸――の予定。
ただし、省エネ性能基準の引き上げ(本年秋頃予定)への対応として、引き上げ後の基準を満たすことのできない住宅に対する経過措置(9月30日までに交付申請した住宅が補助対象)を設け、2021年度の補助要件、補助限度額を引き続き適用可能にする。また、②で認定長期優良住宅とする場合は補助限度額を10万円/戸引き上げる。
そのほか、加算メニューに地域材等加算とバリアフリー加算を新設した。
①地域材等加算は▽主要構造材(柱・梁・桁・土台)の過半に地域材を使用する場合、20万円/戸を限度に加算▽地域の伝統的な建築技術の継承に資する住宅とする場合、20万円/戸を限度に加算
②三世代同居/若者・子育て世帯加算(次のいずれか)▽玄関・キッチン・浴室又はトイレのうちいずれか2つ以上を複数箇所設置する場合、30万円/戸を限度に加算▽40歳未満の世帯又は18歳未満の子を有する世帯の場合、30万円/戸を限度に加算
③バリアフリー加算▽バリアフリー対策を講じる場合、30万円/戸を限度に加算――としており、複数の加算措置に対応する場合は上限40万円/戸とする。
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