アイカ工業(名古屋市)は4月28日、ジョリパットやアイカピュールなどの塗り壁・塗り床材や接着剤、化粧板、収納・インテリア建材など、多岐にわたる商品で値上げを発表した。
同社では、2021年8月に化成品商品、今年3月には接着剤を値上げしたが、その後もウクライナ情勢の影響などにより、化学品原料や木質基材の価格高騰が止まらない状況で、また、梱包資材の価格や物流費、人件費も上昇。さらに、為替の影響も重ったことで、再度の価格改定に踏み切った。
主な対象商品は以下の通り。
化成品商品全般(アイカエコエコボンド・アイカアイボン・ジョリパット・ジョリエース・アイカピュール・ジョリシール・ダイナミックレジン・ウルトラゾール・クロスレンなど)については、5月20日出荷分から現行価格の20%以上値上げ。
粘着剤付化粧フィルム「オルティノ」は、7月1日出荷分から現行設計価格の10%程度値上げする。
住器商品と建材商品(カウンター・メラミン扉・トイレブース・収納商品・インテリア建材・多機能けい酸カルシウム板など)は、7月15日から現行価格の10~15%の値上げとした。一部、改定幅の範囲に収まらない商品もあるとしている。
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