ナガイ(長野県飯田市)は4月26日、長野県の南信地域において「中古住宅買取リノベ再販事業」を開始した。
同事業は、同社が中古住宅を現金で買い取り、新築住宅並みの性能までリノベーション工事を行い、手頃な価格で再度販売するというもの。断熱性能はHEAT20 G2グレード、耐震性能は「耐震等級3」に適合する高性能住宅にすることで、住宅購入に「リノベーション住宅」という新たな選択肢を提案、中古住宅の流通活性化を図る。
空き家が全国で社会問題化し、長野県飯田市でも2018年時点で7040戸が空き家となっているという。中古住宅は、リフォーム費用や性能、品質に不安があるとしてユーザーから敬遠されているとして、同社は同事業を開始。資源の有効利用、地域コミュニティの活性化、脱炭素などSDGsの観点からも、問題解決に取り組みたいとしている。
今後、9月頃までにリノベーション第1号物件の販売開始を目指す。
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