「この会社では、どうやって営業すればよいかという教育がまったくありません。だから、入社した者たちは、見よう見まねで必死に営業しますが、しょせん素人ですからうまくいきません。困り果て、どうすればよいか質問しても、社長や部長は、『そんなことは自分で考えろ』と言って、何も教えてくれません。先に入社した先輩に尋ねたくても、誰も余裕がなく、自分の受注を確保しクビにならぬよう働くことで精一杯です」と言うのです。
そして彼は、「僕も、もう長くないと思います。入社して3カ月目までに、○○○万円の受注を挙げないと、容赦なくクビになるのです」と、肩を落としていました。
社長や部長はまるで人を機械のように冷酷に扱い、救いの手を差し伸べ育てる様子はありません。入社した他の営業マンたちも、この状況を見て働く気力を失い、長く続かず退社していきます。
採用の応募者自体も徐々に減少しており、こうして育たず辞めていく社員の人件費と時間のロスは、累積するとばかになりません。
このような状況を打破するためには、「他力本願」をきっぱりとやめ、(たとえどんな小さな会社でも)社内で営業担当者を育成し、売れる仕組みを構築しなくてはならないのです。
とは言え、営業担当者を育てるのは、簡単ではありません。というのは、「売り方」や「テクニック」等の営業研修をしても、その人それぞれで吸収力も理解力も異なるため、成果にバラつきがあるためです。
そこで、弊社では「フレームワーク」というコンサルティング方法をお教えしています。
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