足場など仮設機材の開発・製造・販売・レンタルを行うタカミヤ(大阪市)はこのほど、働き方改革の一環として名古屋支店のオフィスをリニューアルした。
新オフィスは、ノリタケカンパニーリミテドの本社工場跡地にある複合施設「ノリタケの森プロジェクト」(名古屋市西区)内に移転。リモートワークで働く場所に制限がなくなり、オフィスにコミュニケーションのプラットフォームという機能が求められるようになったことから、新オフィスではオープンスペースを8割に拡大。執務室を2割に留め、全国の拠点とリモートで繋がれるようモニターを複数台設置している。オフィス外の社員とも綿密なコミュニケーションが取れるようになっており、同社は「型破りなオフィスから新しいアイデアが生まれる」としている。
新オフィスでは固定電話の廃止やクラウドシステム導入により、働く場所を固定する要因を排除。フリーアドレス制とフレックスタイム制を導入し、働く場所と時間を自由に選べるようにした。各種オンラインツールを活用して対面と同レベルのコミュニケーションを保ちながら、成果の可視化と正当な評価ができる環境づくりをめざす。また、オフィスを「憩いの場」と位置づけ、カジュアルな意見交換ができる場を設計。オープンスペースや和モダンな小上がりで、コミュニケーションをとることができるようになっている。
ここでの働き方を、同社の働き方改革の象徴とするため、社員の意識・コミュニケーションの取り方・業務フローなど課題をひとつずつ洗い出し、ハードとソフト両面から改革を実施。新たな数値目標として、生産性指標(営業利益÷総労働時間)を設定し、情報を社内開示していくという。
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