ディー・エヌ・エー(DeNA、東京都渋谷区)はこのほど、横浜市とSDGs未来都市・横浜の実現に向けたサステナブルなまちづくりについての連携協定を締結したと発表した。
これにより両者は、「脱炭素・SDGs達成に向けた取り組みを市民・来街者が楽しみながらできる仕組みづくり」および「ヨコハマSDGsデザインセンターのネットワークを活用した、事業者(企業・団体)の参画推進」に取り組んでいく。
行動のきっかけづくりとして、多様な企業・団体と連携し楽しさ(Fun)とSDGs・脱炭素を両立した体験を提供する。具体的な取り組みとして、リゾートトラスト運営の「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」において、係員が入出庫するバレーパーキング方式のEVカーシェアステーションを設置。同ホテルとDeNAがさまざまな体験を企画することで、来街者や市民が横浜のドライブを楽しみながら脱炭素にも寄与するきっかけを提供する。同サービスでは、DeNA SOMPO Mobilityが提供する個人間カーシェアアプリ「Anyca(エニカ)」を利用。4月下旬~5月上旬開始予定。
今後は、「横浜スタジアム」などの賑わい施設で市内企業などと連携し、SDGs体験機会を創出。CO2削減量などSDGs達成への貢献価値を見える化し、新たな取り組みに活用できる仕組みを導入、継続的な行動を後押ししていく。エンタメやデジタル技術、賑わい施設を持つDeNAと、SDGsに取り組む市内事業者とのネットワークと、SDGsのノウハウを持つヨコハマSDGsデザインセンターが連携することで、両者の強みを活かした市民・事業者がSDGs達成に向けて参画しやすい機会の創出・拡大が期待できるとしている。
横浜市とDeNAは、2017年3月に「I☆YOKOHAMA協定」を締結し、スポーツ振興と地域経済活性化等について連携し推進してきたことから、今回新たにサステナブルなまちづくりについての協定を締結。相互の課題を解決し、市民らが楽しみながら脱炭素やSDGsの取り組みができる仕組みづくりを行うとともに、企業・団体間の連携を加速化し、SDGs未来都市・横浜の実現に向けたサステナブルなまちづくりを推進するとしている。
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