積水化学工業(大阪市)住宅カンパニーは4月25日、2021年度のセキスイハイム新築戸建て住宅において、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の中で環境貢献度が最高ランクの『ZEH』比率が過去最高の82%となったと発表した。
同社は一次エネルギー消費量から100%以上の一次エネルギー消費量削減する『ZEH』の普及に注力。2021年度の『ZEH』比率は前年比5ポイント増の82%、全体のZEH比率も89%となった。4月に新設された断熱等性能等級、一次エネルギー消費量等級の最高ランク(ZEH水準)相当の性能も、2018年時点で標準仕様にしている。2021年のPV採用数は累計で22.9万棟、CO2排出量削減量は年間約38.6万トン。
また、同社は頻発する自然災害へのレジリエンスやエネルギー価格高騰、供給不安に対応するため、2021年には新開発の大容量蓄電池「e-PocketGREEN」搭載で、年間使用電力量の約73%(約260日分相当)を、CO2を排出しないクリーンなPVで賄う最新モデル「新スマートパワーステーションFR GREENMODEL」を発売。環境配慮型の生活を体験できるショールームを全国展開するなど、エネルギー自給自足型住宅の提案力を強化しており、2021年度の新築戸建てへの蓄電池採用率は72%、累計4.7万棟となっている。
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