ハイアス・アンド・カンパニー(東京都港区)は、住宅・不動産業向けに、商圏に合わせた物件情報の収集システム「エージェント・マスター・サービス」(以下:AMS)を開発。7月に会員限定で先行リリースし、9月には一般にも広く提供を始める。
AMSは、インターネット上に公開・更新された物件・土地情報を、効率的に収集・更新・整理するサービス。毎朝、最新の物件・土地情報が手元に届くため顧客へのスピーディな提案が可能になるだけでなく、すべての情報を網羅的に紹介できるため初回接客段階で多くの選択肢を提示できるようになる。これにより、契約期間の短縮、契約率の向上を実現する。
新サービスは、物件情報の見える化を進める米国のシステムを日本向けにカスタマイズしたもの。米国ではMLSと呼ぶ物件情報データベースを整備、その商圏内で売買可能な物件をすべてインターネットで閲覧できるようになっている。これまで日本でも類似のシステムはあったものの、情報の鮮度が必ずしも高くない、業者しか閲覧できないなど課題もあった。AMSはこうした課題を解消し、住宅流通を活性化するねらいがある。
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