国土交通省は4月22日、2022年度の「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」と、新規事業の「優良木造建築物等整備推進事業」の第1期公募を開始した。公募期間は6月10日(金)まで。
第1期の採択時期の目安は8月上旬頃。第2期の公募期間は7月1日から8月26日までで、10月下旬頃の採択を予定している(第1期、第2期の応募状況等を踏まえ、第3期を実施する場合もある)。
「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」は、構造・防火、生産システムの面で先導的な設計・施工技術を導入したプロジェクトが対象。(1)多様な用途の先導的木造建築物への支援として、調査設計費(先導的な木造化に関する費用の1/2以内)、建設工事費(木造化による掛かりまし費用の1/2以内)を補助(上限計5億円)する。
また、(2)実験棟整備への支援と性能の検証として、CLT等新たな木質建築材料を用いた工法等による、建築実証と居住性等の実験を行う木造実験棟の整備などのプロジェクトも公募。調査設計費・建設工事費を定額補助する(上限3000万円)。
一方、「優良木造建築物等整備推進事業」は、普及拡大段階の木造化技術を活用したプロジェクトが対象。補助要件は、①主要構造部に木材を一定以上使用する木造の建築物等、②耐火構造又は準耐火構造とすることが求められるもの、③不特定の者の利用又は特定多数の者の利用に供するもの、④多数の利用者等に対する木造建築物等の普及啓発に関する取り組みがなされるもの、⑤省エネ基準に適合するもの(公的主体が事業者の場合はZEH・ZEBの要件を満たすもの)
補助対象費用は、調査設計費(先導的な木造化に関する費用の1/2以内)、建設工事費(木造化による掛かりまし費用の1/3以内)、上限3億円。
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