三井不動産(東京都中央区)は、米国子会社Mitsui Fudosan America, Inc.を通じて、米国ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン地区にて、分譲住宅「コートランド」の販売を開始した。「200アムステルダム」の販売も推進している。
コートランドは、延床面積約3万9000m2、鉄筋コンクリート造、地下1階付地上23階建て、総戸数144戸。ハドソン川を臨む親水公園や家族向けレクリエーション施設に至近の立地で、全体の約半数の住戸からハドソン川を臨める設計となっている。大規模物件であることを活かして、イベントラウンジ、キッズルーム、スカッシュコート、フィットネスやプールなどの共用施設や、マンハッタンには希少な車寄せのスペースも備えている。同事業は、ニューヨークを拠点とし、同社ともオフィスビル「55ハドソンヤード」などで事業実績がある、Related社との共同事業。
200アムステルダムは、延べ床面積約3万9000m2、鉄筋コンクリート造、地下3階付地上51階建て、総戸数112戸。セントラルパークやハドソン川を望む高層階からの眺望に加え、ダイニングルームやラウンジ、フィットネスルーム、ソルトウォータープールなど充実の共用施設が特徴となっている。ニューヨーク市を中心に、住宅及びオフィスビルの開発実績を有するSJP Properties社との共同事業。
同社グループは、これまでに米国・英国の欧米諸国に加え、中国・台湾・東南アジアなどで事業を展開している。米国では、オフィス、住宅など複数の開発事業に取り組んでおり、2018年10月にニューヨークマンハッタンのオフィスビル「55ハドソンヤード」が竣工、2020年12月にサンフランシスコ市における複合開発事業「ミッションロック」が着工している。また、2021年6月には同社初のテキサス州ダラス市においての事業となる複合開発事業「メープルテラス」に参画するなど、複数都市において事業を拡大。今後もさらなる事業機会の獲得を目指していくとする。
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