パナソニックグループが進める「サスティナブル・スマートタウン」プロジェクトの第3弾となるSuita サスティナブル・スマートタウン(Suita SST、大阪府吹田市)で、ファミリー分譲マンション、シニア分譲マンション、単身者共同住宅、ウェルネス複合施設(サービス付き高齢者向け住宅、認知症高齢者グループホーム、在宅介護施設、学習塾、認可保育所)、交流公園が竣工した。4月29日の複合商業施設の開業をもって、まちびらきとなる。
Suita SSTは、15団体と吹田市で構成されるSuita SST協議会(代表幹事、パナソニック オペレーショナルエクセレンス)が進める多世代居住型健康スマートタウン。開発総面積は2万3379.79m2。住宅総数362戸の他に、ウェルネス複合施設、複合商業施設、交流公園を備えている。
Suita SSTでは、「Suitable Town for Fine Tomorrows」をコンセプトに、異業種が相互に連携し、分野横断で様々な取り組みを講じ、社会のあるべき姿を提案するまちづくりに挑戦していく。特に、カーボンニュートラルが当たり前の社会や、誰もが幸せに生きられるウェルビーイング社会の実現を目指す。同協議会は、運営フェーズ移行後も街に関わり、先進的な実証を継続的に実施していく。
エネルギー分野では、エリア一括受電と再生可能エネルギー、非化石証書などの活用により、街全体の消費電力を実質再生可能エネルギー100%で賄う「再エネ100タウン」の実現を目指す。さらに、太陽光、蓄電池、EV、先進ガス機器などを活用し、レジリエンスの向上を図る。セキュリティ分野では、AIや4K搭載の高性能タウンカメラが街を見守り、取得したデータを分析していく。
ウェルネス分野では、子どもから高齢者までそれぞれの世代を支援する教育・医療福祉サービス、IoTを活用した高齢者の認知機能低下の検知に取り組む。健康まちづくりを支えるエビデンスに基づく健康まちづくりコードも策定。コミュニティ分野では、多世代が交流するために街の中心部に公園を設置。街のコミュニティ醸成をタウンマネジメント組織「一般社団法人Suita SSTタウンマネジメント」が担う。
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