横浜商科大学(横浜市)はこのほど、つるみキャンパス(横浜市鶴見区)に、内装に木材を活用した新たな研究棟を建設すると発表した。竣工予定は2023年3月。
新研究棟は地上3階建てで、現在の研究棟エリアの東側に建設する予定。丘の上の眺望を活かした南側と北側に開かれた設計で、近隣や1~7号館とのつながりを考えた配置となっている。内装には木材を活用し、温かみのある空間としての研究室棟をコンセプトにしている。
研究室の内装も木材で統一し、壁の横桟に掲示物やフックを掛けて、空間を自由に使えるよう設計されている。各研究室は防音性のある間仕切り壁で日常の音のプライバシーを確保。廊下側の間仕切り壁上部にはガラスの欄間(上部窓)を採用し、透過する光で空間の広がりを作り出す。
また、教員と学生の新しい交流の場を創出するため、南側の階段等共用部にミーティングスペース、北側奥に向かって研究室を配置。廊下には「研究室ライブラリー」として、研究の成果物の展示や参考図書などを置ける本棚を設け、教員や学生に研究を通じたコミュニケーションが発生するしくみをつくる。
敷地面積は723.98m2、延床面積は998.97m2。
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