松尾和也さん流エコハウス設計メソッドを毎月10日号でお届けする本連載。今回は、高断熱・省エネ住宅に取り組む会社を、6タイプに分けて分析します。自社はどのタイプか、考えながら読んでみましょう。
一口に「高断熱化」「省エネ化」といっても、いろいろな考え方や、タイプのようなものがあります。個人的にあらゆる住宅会社、団体、建材メーカーに関わってきたので、それぞれの考え方や違いがよく分かります。
これから高断熱・省エネに取り組もうとされている方にとっても、これが分かっていると、自分の立ち位置や、それぞれの〝タイプ〟が何を大事にしているからそうなっているのかがよく分かるようになると思います。これが分かれば、それぞれのタイプを選択するお施主様も、何を望んでいるかが同時に理解できるようになることがポイントです。
まず、最初に一番多いであろうタイプから説明します。
時代の流れから高断熱化、省エネ化しないわけにはいかないだろう(そうしないと売れない、もしくは生き残れないだろう)と漠然と考えて取り組むタイプ
このタイプは目的が、実質的にない状況で取り組もうとしているので、お施主様に対するアピールも弱い。結局コストだけが多少上がる割に集客、契約増につながらないことが多いと感じる。下手をすると「こんなに成果が上がらないなら元に戻そう」となることも多い。
ここから、何らかの目的がある上で取り組もうとしているタイプを紹介します。・・・・・
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