床面の冷たさを補う床下暖房
◉基礎断熱により床断熱の課題は概ね解決されたが、床の表面温度が約16℃と低めになるという課題が生じた。居住者の足裏が冷えて冷輻射を感じる。床面の温度を上げる工夫が求められた(図1)
◉北海道では凍結震深度が深いため床下が半地下になる。そこに熱源を設置して表面温度を高めていた。それをヒントに床下に灯油のFF式ストーブを設置したのが床下暖房の始まり
➡当時2階の個室はLDKより2 ~ 3℃低く約18℃。電気ストーブなどの小さい能力の暖房を適宜併用していた
◉ストーブ設置場所は現在の床下エアコンと同じで長手方向に向けるのが基本。ただしFF式ストーブはエアコンより暖房能力が高いため短手方向に設置しても問題なく温まる
➡後述する同社のアトリエは・・・・・
【残り3329文字、図13点、写真44点など】
この記事は、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー2022年4月号/超高性能住宅』(2022年3月30日発行)P.46~57に掲載しています。
Pages: 1 2
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。