パナソニックホームズ(大阪府豊中市)はこのほど、ブラックサッシや大判タイルで重厚感のある邸宅を実現した、ZEH対応も可能な住まい「カサート Black&Stone model」(ブラックアンドストーンモデル)を新発売した。
彫りの深いファサードの陰影と外観フォルムを引き締めるブラックサッシが建物に重厚感を与え、天然石の大判タイルが上質で印象的なアクセントを創出。地震の揺れでも建物の歪みを抑える制震鉄骨軸組構造で、継ぎ目がないタイル貼りを可能にし、住む人のこだわりや感性に応える外観を実現した。同構造は15cm単位で設計できるため、ワークスペースや家事楽スペースなどの設置も柔軟に調整でき、近年の暮らしのニーズに対応する。
内装イメージのバリエーションには、ナチュラルで落ち着きのある、上品な「ナチュラルグレージュ」スタイルを新しく設定。ブラックサッシや石材・金属と組み合わせることで、上品さを演出する。同住宅を新築の際は、確かな設計知識と技術が認められた家づくりのエキスパート「エキスパートデザイナー」による設計も可能。
専用エアコン1台で居室・非居室空間を換気・空調する全館空調システム「エアロハス」を採用し、国が普及を推進するネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)にも対応。快適な居住性能と環境負荷低減の両立を図る。住宅性能表示制度では、4月1日に新設された最上位等級の「断熱等性能等級5」「一次エネルギー消費量等級6」に標準対応し、住宅の脱炭素化に貢献する。また「耐震等級3」の耐震性能も確保。万一の大地震で全壊・大規模半壊・半壊があった場合に、同社が責任をもって原状復帰する「地震あんしん保証」を付帯している。
建物本体価格(税込)は3500万円台~。初年度の販売目標は500棟。
同社によると、コロナ禍でテレワークが日常化し職住融合が進むにつれて、玄関手洗いやワークスペースの設置といったニューノーマルな暮らしへの対応のほか、機能面では「高断熱・高気密」「災害への安全性」に次いで「住宅のデザイン」が重視されているといい、外観・内観デザインにおいては、「落ち着き」「重厚感」「高い質感」へのこだわりも顕在化しているという。
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