教育と育成は全く違う
近年は個人会社WAY OF LIFE(岐阜県岐阜市)の事業で地域工務店や中小企業、オンラインサロンで人材育成を手掛けている。その中で感じるのが、社員教育がうまくいっていないのは「教えることよりも育てること」を重視しないからではないかと感じる。
教えるは「わかる」を意味し、育てるは「できる」と解釈している。いくら教えても、人は育たない。教えた上で実行させ、小さくても“成功体験”を積ませることの延長に、育てるがある。経営者は「教育」と「育成」の違いをしっかり認識しておくことが大切だ。
当たり前であるが、社員は人であり、モノではない。みんなそれぞれ人生という物語の主人公として生きている。だからこそ、一緒にその物語を人生の中で大半を過ごす“会社”の中で一緒に作っていきたいし、意義のあるものにさせてあげたい。私にはその「覚悟」がある。
石橋さんからの提言
人は理屈で動かない。心に訴えかける努力が大切だ。 人間の可能性は無限大で、 人は変わることができる。時間は掛かるが、 社員を最後まで信じ貫くこと。 経営者の覚悟がないと本質的な育成は成り立たない。
教育と育成は似て非なるもの。 社員教育がうまくいっていないのは 「教える+育てる」 ことを重視しないから。 教えた上で実行させ、 小さくても 〝成功体験〟 を積ませることの延長に、 育てるがある。
「人間大事」 の信念で 「何が本当に大切なのか?」 を常に自問自答。 「融通無碍」の経営とは枝葉はどういったものであったとしても、自由な発想をしていいという考え方。本質を守り、時代の変化に追いつき、柔軟に受け入れることができる。
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