一般社団法人木造施設協議会(静岡県浜松市)は、「公民連携リレーセミナー2022」の第2回を、4月12日、13日に東京都青梅市にて開催する。
2021年からのウッドショックも重なり、地域工務店の小規模連携の必要性はますます高まっているとして、同協議会では、外部事業者や行政、ユーザーとの連携にも注目し、2022年のテーマを「連携・協働」と位置づけ、その実現に向けた企画や取り組みを行っている。その第1弾となるリレーセミナーでは、全国各地で取り組みがはじまりつつある行政と民間の連携「公民連携」によるこれからのまちづくりについて、3回にわたり掘り下げていく。後援は新建新聞社。
第2回目のセミナー、「中間支援者タウンマネージャーから見た公民連携」では、4月12日に東京都青梅市とあきる野市のタウンマネージャー・國廣純子氏が講演を行い、公民連携の事例や実践について紹介。13日は、同氏アテンドによる青梅市現地視察を実施する。会場は、有形文化財の木造建築を改修した映画館「シネマネコ」。青梅織物工業協同組合の旧都立繊維試験場だった築85年以上の木造建築を、織物の街のシンボルとしてリノベーションしたもので、商店街と地域の若手経営者が事業化した。12日はオンライン(Zoom配信)でも開催する。
参加費は無料。各回のみの参加も可能。詳細はこちらから。
第3回「行政担当者が取り組む公民連携」は、6月24日に開催予定。人口減少や経済低迷、長引くコロナ禍で中心市街地の衰退や空き家問題など、全国の行政は多くの課題に直面している。セミナーでは、行政担当者として建築的な視点で都市経営課題の解決に携わる川口義洋氏(岡山県津山市)と、民間事業提案制度など全国に先駆けて取り組む杉山健一氏(東京都東村山市)が登壇。行政視点での公民連携の最前線を紐解いていく。ファシリテーターは、東洋大学大学院客員教授の矢部智仁氏。
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