アービンズ(愛媛県松山市)はこのほど、建築現場の業務支援カメラ「コネクトカメラ」の360°モデルを新たに発表した。
「コネクトカメラ」は防犯だけではなく、働きやすさや残業時間の削減など建設業界の業務支援を目的としたサービス。提供中の120°広角レンズの定点モデルでは、カメラを設置する仮設電源と建物が近い場合に十分見えないことがあるため、今回新たに360°カメラを開発した。上下180°、左右180°の魚眼カメラで、足元から2階まで撮影が可能。屋内外のあらゆる現場に対応できるモデルとなっている。
スマートフォンアプリで、映像をスムースに移動・ズームでき、見たい場所をすばやく確認することが可能。過去映像においても同様に見たい場所に視点を移動することができる。午前・午後・1日を30秒にまとめたダイジェスト映像を再生する際、360°モデルは3方向のシーンから見たい場面を選択でき、職人の出入りや進捗状況、天候不良時の状況など、現場を効率的に確認することができる。また、アプリからあらかじめ日時を設定しておけば、プッシュ通知でリマインドすることが可能。複数の現場を担当していても、足場チェックや現場開始時間など用途に合わせて設定することで、「忘れず確認する」ストレスから解放され、安心して業務に取り組めるという。
2024年4月から建設業でも適用される時間外労働の上限規制をはじめ、業界全体として生産性向上が求められるなか、同社は誰にも運用負担をかけない現場カメラで、建設DXを支援していくとしている。
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