CSV経営で「三方よし」実践
社会のあるべき姿に事業ベクトルを同軸化する、言い換えれば「三方よし」の経営と家づくりを実現するための手法としてCSV経営を導入している。より確実に実行するため、自社独自の「CSVレポート」において、理念や事業目的などに加えて具体的なKPI(主要業績評価指標)を定めて数値による目標管理を実施している。
①内装床が無垢材・壁が漆喰か珪藻土②国産材の構造材(天然乾燥)③壁の断熱材が自然素材由来の材料(セルロースファイバー)の条件を満たす「呼吸する木の家」を普及させることにより、健康で省エネ・省CO2の暮らしを促進していく。そのために2030年に達成する数値目標として、例えば「構造材・造作材における国産材利用量4400m3(2020年実績2358m3)」「ZEH比率:80%(同47%)、HEAT20・G2:100%(2021年7月達成)」「全棟長期優良住宅、全棟耐震等級3、全棟気密測定(全て2023年に達成)」などを設定し、社員はそれに基づき行動している。
安成さんからの提言
1.脱炭素化の加速は、 環境負荷が小さく地域経済への循環効果が高い工務店の「自然素材型住宅」 を主流にしていくチャンス
2.性能、 デザイン性に優れる国産材 ・ 自然素材を用いた「木の家づくり」 をぶれずに貫く地域工務店の覚悟と力量が問われている
3.工務店による「木の家づくり」を選択肢として確立するため、全国の工務店が協働し〝かたまり〟 となって社会に対してアピールを
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