国土交通省は4月1日、「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」の募集を開始した。〝人生100年時代〟と言われる今日、高齢者や障害者、子育て世帯など誰もが安心して暮らせる住環境の整備を促進するため、「ライフステージに応じて変化する居住ニーズに対応したモデル的な取り組み」を実施する民間事業者等の先導的な事業を支援する。
事業内容は、①課題設定型②事業者提案型③事業者育成型④支援付き住宅型――の4タイプ。このうち①課題設定型は、設定された事業テーマに応じた先導的な取り組みを支援する。
事業テーマとしては▽子育て世帯向け住宅(子育て支援施設、ひとり親向けシェアハウス、IoT等による子供の見守り、子ども食堂など)▽多様な世帯の互助を促進する地域交流拠点(共同リビング、こども食堂、障害者就労の組合せなど)▽効果的に見守る高齢者向け住宅 (IoT活用による効率的な見守り、地域の高齢者の見守りなど)▽長く健康に暮らせる高齢者住宅(仕事、役割、介護予防、看取りなど)▽早めの住み替えやリフォームに関する相談機能(高齢期に適した住まいや住まい方のアセスメントなど)▽住宅団地の再生につながる地域の居住継続機能(子育支援施設、多世代交流拠点、シェアオフィスなど)――等が例示されている。
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